今日の夜中のことです。
パシッという音で目が覚めました。
んん?と思って部屋の様子を窺うと別段変わったところはないようでした。
しかし、なんとなく微妙に雰囲気が違うのです。まあ大したことではないと、また横になりました。
すると、おかしな事が始まりました。掛け布団が少しずつ浮き上がり始めたのです。
えーっ、何が始まるの?
この成り行きを「面白い。」と感じ、どうなるのか経過を見守ろうと思いました。
もちろん、この現象は異次元で起きていることと、はっきり分かっていました。
すると、掛け布団が20センチ上昇した時、突然、本棚辺りから犬らしきものが私の浮き上がった布団の上に飛び乗ったのです。
四本の足が布団を上から押さえています。私は布団の下から前足二本を両手で掴んでみました。
まさしく、この感覚は愛犬Nです。
「Nちゃん、この世に生まれてきてくれてありがとう。」
「Nちゃん。お母さんの所に逢いに来てくれたんだね-。」
感動して、大きな声で言いました。ところが、
「きゃxきゅyけき×○ゃきゅきゃけ~。」
と叫ぶ自分の大きな声で、異次元からこちらの世界へ戻ってしまいました。
はっきり発音したはずなのに、不思議に私の声はさっぱり分からない発音になっていました。
もちろん、愛犬Nの姿はありません。時計を見るときっかり2時です。
有り難いことに、愛犬Nは異次元界から常に見守ってくれています。
亡くなってから、何度も逢いに来てくれる愛犬N。先月も逢いにきてくれました。
16年間、いっぱいいっぱい彼女に幸せをもらいました。そして、亡くなっても私を守り続けてくれるN。
ありがとう。この世に生まれて来てくれて本当にありがとう。Nの幸せをいつも祈っているよ。
ありがとうございました。