最高の昼のひとときです。
Chopin Movement 2, Cello Sonata in G minor, Op. 65,
今日は、庭の花を見ながら、ウッドデッキでとびきりの手作りご馳走を頂きます。
お寿司、鮎の塩焼き、海老フライ、漬け物、採れたて果物のデザート。畑で育てた野菜もたっぷり用意しました。
二人で作ったご馳走料理です。
夫は、食事がほぼ終わる頃合いを見計らって、
「食後のコーヒーを淹れてくるね。」
と、席を外します。
私は、ゆったり幸福感を味わいつつ、デザートの果物を口にします。
シュワーッと広がる甘酸っぱい果汁と香り。
薔薇の花の香りが私を包みます。これは、感謝の心,幸せ感に満たされると天界の花の香りに包まれる私だけの特権です。
「ああ、幸せだなあ。」
その時です。突然の眠気が襲ってきました。
「あ、この強烈な眠気は、。。。そうだ、魂が抜ける時の眠気だ。よし、神に全てを委ねて。。。ありがとう。ありがとう。今日は最高の宇宙への旅立ち。」
そして、魂は体から速やかに抜け出します。身体からの離脱は、慣れているので安心です。
そこへ、夫がニコニコ笑いながらやって来ました。
「美味しいコーヒー淹れてきたよ。」
椅子に座っている私に声を掛けます。返事がありません。
眠っているのかなと思ったら。。。。。。

以上です。
なかなか、よく出来たストーリーでしょう。
よし、これを目指して準備しよう。
夫は、まだまだこの世の未練がありますので、執着をとるまで長生きせざるをえません。
最近の夫の家事能力の腕は、今では、かなりだと思います。
全く何も出来なかった人が、掃除、洗濯、ゴミ出しをするようになり、今や、料理も関心を持ち始めました。
最近では、包丁でみじん切りも上手に出来ます。
今日は、余り軽やかに、まな板の音がするので驚きました。
愛犬に,トウモロコシを刻んであげていたのです。
これからは、卵焼き、おひたしなど基本を覚えて貰うことにします。
では、主婦は何をしているの?と思われるでしょうが、我が家には主婦という言葉が存在しません。
私は、主に料理担当と野菜作り、家まわりの清掃、草抜き、花や犬のお世話です。
そうそう、大切な事がありました。
「夫の良いところを見つけたら褒めて感謝する。」
これが仕事です。これで夫は自分の力で成長していきます。
一番大きな仕事は、「宇宙の真理を話し合い、夫が天国への道を歩むお手伝い」をしていることです。
良いところを見つける。感謝する。褒める。宇宙真理を語り合う。
妻が、これが出来ると、夫は自ら積極的に家事能力をつけ、やがて夫婦の幸せ老後が花開いていきます。
もし、あなたが良妻賢母タイプでしたら、すぐ頭の切り替えをしてはいかがでしょう。
良妻賢母は、あなたの老後の幸せを保証してくれません。
また、妻亡き後、夫の幸せも保証してくれません。
良妻賢母は、夫の生活基本能力、家事能力が身につきません。
そのため妻に依存する亭主関白夫になったり、妻依存夫になったりします。
家事能力のない亭主関白夫は、高齢(80代~90代)になっても、妻が家事や夫の身の周りの世話をするのは当然と思っています。
しかも、妻が病気になれば、妻の体の心配より自分のごはんの心配をします。
さらに妻が亡くなれば、今度は嫁たちが世話をするのが当然と思い込み、それを要求して、嫁たちから総スカンされます。
孤立し、今更料理もできず、コンビニ弁当になり、常にいらいら怒りっぽくなります。
やがて病気も増え、認知能力も衰え、家はゴミ屋敷になっていく可能性大です。
妻依存夫は妻の亡き後、家事すべてにおろおろし、ストレスで心身共に弱り、妻の後を追うように亡くなる可能性大です。
家事能力のある夫は、何でもてきぱきとこなします。周りに感謝して生きる術を身につけているので、人から大事にされます。家の中はきれいに掃除され、清潔です。一人になっても自立して生きていけます。
以下は、幸せ老後になった夫婦の一例です。どうぞ、参考になさってください。
「家事手伝い」「共助」派
●夫が退職後、妻が一番嫌なのは、それまでは昼食は適当にしていたのが、夫の退職後は毎食準備をしなければならないことだと聞いていた。このため自分が退職した後は朝食、昼食、夕食の準備を買い物を含めてすべて引き受けた。妻は負担が大幅に軽くなり、大変満足している。(東京都 70~74歳)
●買い物や家事を共同で行うようになった。風呂掃除や洗濯物を干したり、取り入れたりを積極的に手伝うようになった。出かける時も共通の趣味を持って社会見学などに出かけて共通の体験を増やした。(東京都 60~64歳)

ありがとうございました。