黄金に輝く菩薩様

思いつくままに、体験を記します。
今日は、菩薩様のお話です。今から10年程前のことです。主人と京都へお寺参りに出かけました。
あるお寺に、素晴らしい薬師三尊像が祭られていました。薬師寺ではありませんでしたが、菩薩様のその造りの見事さ、荘厳さに圧倒されてしまいました。

全身の色はブロンズ色ですが、そのお身体の曲線がなんとも美しいのです。
そして慈悲深いお顔の表情にも、すっかり惹きつけられてしまいました。
その日光、月光菩薩像は、一般が参拝する土間に立たれていましたので、手を伸ばせば触れられるのです。菩薩像の周りに柵もありません。私は大きな菩薩様の周りをぐるぐる回りながら、見上げては感嘆の声を上げていました。
幸い私たち以外、誰もいないので、貸し切り状態です。
そこへ、御住職でしょうか。一人の老人が現れて、声をかけてくださいました。
「薬師三尊像は、薬師寺さんが有名で、観光客も皆さんそちらへ行かれますが、この寺の薬師三尊像は、人に余り知られていないんですよ。でも、なかなか素晴らしいものでしょう。」
「本当に、とても素晴らしい仏像ですね。いくら見ても飽きません。薬師寺三尊像より知られていないことが不思議ですね。この立派さ、この荘厳さに圧倒されます。」
その後、主人が何かご住職に尋ねていたので、私はその間、しばらく日光菩薩様を眺め続けたのでした。
さて帰宅後、薬師三尊像の話になりました。すると、おかしいのです。主人曰く、
「薬師三尊像は、正面の台の上にあり、土間に日光月光菩薩像はない。
おまけに、老人なんていなかった。」
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「えっ、お父さんも確かに老人と話してたよね。私は、菩薩様像を間近で見たよ。」
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ところが、その夜のことです。私が電気を消して寝ようとした時、暗闇に一点の光が現れました。思わず体を起こしてみると、金色の光は、少しずつ近づいてきました。

よく見ると、光の真ん中が更に濃い黃金色に輝いています。だんだんそれが近づくにつれ、光も更に大きくなりました。中心の黃金色も輝きを増していきます。
やがて黃金色は菩薩様のお姿であることがわかりました。

日光菩薩様です。みるみる大きくなり、ついに菩薩様は私の目の前までおいでになりました。まばゆい黃金の光、光、光。日光菩薩様の大きさは、ちょうど人間ほどです。部屋中が金色の光のみになってしまいました。

しばらく、感激で恍惚状態になっていましたが、そのうち、光は静かに消えゆき、帰られたことがわかりました。その黃金の光の日光菩薩様の出現は、その日から連続7日間も続きました。
有り難くも、幸せな日光菩薩様のご光臨でした。
さて、京都で、薬師三尊像を私だけが間近で見た時、たぶん、私は平行宇宙にいたのかもしれません。そこに主人も、確かに一緒にいました。でも主人には、その記憶が全くないのです。
その後、再度、その寺を訪問して、確認しようということになり、京都まで二人で、何度か出かけました。
しかし、その寺はどれだけ探しても、ついに見つかりませんでした。

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