大きな時代の変革期に、私たちは遭遇しています。
今は、先の見えない手探りの日々。これから世の中がどのようになっていくのか、また、かつての経済社会は戻ってくるのか、誰もが混乱の中にいます。
では、占星術ではどのような未来が示されているのでしょうか。
簡単にご案内しましょう。
今後社会的な権威はどんどん力を失う
今後の風の時代は、私たちがこれまで頼ってきた肩書きは通用しなくなり、「権威」から「個性」へと移行していきます。
1800年代から2020年までは、「地の時代」でした。
「地」は物質的な豊かさを求めていきました。この200年間、世界は急速に近代化し、産業革命などを経て大きな発展を遂げました。生活は便利に、そして豊かになりました。
2020年は、まさに時代が切り替わる時期なのです。
物質的豊かさを追い求める地の時代から、精神性や叡智を拡散していく風の時代へと地球が突入していきます。
風の時代になると、個人が何者にも抑えつけられることなく、当たり前に幸福を感じながら生きていくようになります。自分のやりたいこと、才能を活用して社会の中で対等に関係を築いていくようになります。
個々の人たちが自己の魂の使命に気づき、社会の中でそれを実行していくのです。
風ですから、個性豊かなアイデアや思想を世の中に拡散していくことで、社会全体がそういう方向へとシフトしていきます。
人は苦しい時代を乗り越えるなかでこそ、新しいものを創り出していくことが出来るのです。

キリストが登場してから、西暦2000年くらいまでを魚座時代。そしてこれから2000年くらいの間をみずがめ座時代といいます。
魚座は、階級制度で支配される競争、争いの時代でした。
みずがめ座は、個の確立、精神性、創造性、平等、友愛、自由、テクノロジー、多種共存、変革の時代です。
水瓶座の時代になると、自己の精神性より、何事も自己責任で行う生き方になっていきます。
自分の自由と個性を大切にして、高い精神性に従うため、誰が何と言おうとも納得できないことは受け入れません。
精神性が高く、自分に偽りがないかということが大切であり、自分の意志で社会に参画し、協力します。
水瓶座世代は精神性を確立して独立し、テクノロジーを通じて仲間と出会い、新しい協働社会を創っていきます。
これまでとはまったく別の方向性、自由な個人が水平に繋がっていくような動きが、世の中に現れ始めます。
2020年は、12月にみずがめ座で、木星と土星が同一方向で重なるグレート・コンジャンクションという星の配置が起こります。
これにより、本格的に、個々が主体性をもって創り上げる未来社会へと大きく変容を遂げていくのです。
変化が、ここ3年の間に現れてきますので、土星の影響によって様々な混乱や軋轢なども表面化します。
土星が強い強制力をかけて世の中を変えていくので、それにより苦しむ人たちもいるでしょう。
ただ、時代は誰に対しても平等に変化していき、この土星の動きから逃れられる人はいません。
各人それぞれの立場で、この変化を乗り越えていくことが何より大切です。たとえ困難が続いたとしても、それは魂の成長のための苦しみなのです。
乗り越えた暁には、素晴らしいみずがめ座の世界が夜明けを迎えるのです。
そう、今は夜明けの晩なのです。
地球に明るいみずがめ座の夜明けが待っています。この混沌とした夜明けの晩をともに乗り越えましょう。
ありがとうございました。
